肛門腺破裂について|犬猫の治療ならKonomi動物病院

肛門腺破裂について|犬猫の治療ならKonomi動物病院

病態

肛門腺破裂とは、肛門の左右(時計の4時・8時のあたり)に肛門嚢という袋があります

その袋に肛門腺という分泌物がたまります。

通常、この肛門腺は排便の時に自然に排泄されます。

しかし一緒に排泄されずに溜まってしまい肛門嚢が破裂した状態のこと肛門腺破裂と言います

症状

肛門腺がたまってくると以下の症状がみられます

・お尻を地面にこすりながらあるく

・お尻のあたりを気にしてなめる

そして肛門腺が破裂すると出血やにおいある分泌物がでてきます

診断

肛門腺破裂の診断は肛門の状態を確認し、肛門嚢が破れて出血がないか傷はどのくらいの大きさなのかを確認します。

写真の中央、肛門腺破裂で肛門嚢が破れてる状態。

治療

肛門腺破裂の治療は以下の手順で行います

1.中に残っている分泌物や膿の排出

2.傷口周りの毛刈り

3.肛門嚢の中や傷口の周りの消毒・洗浄

4.傷口の縫合(傷口が大きい場合)

5.抗生物質の塗り薬や飲み薬の処方

↑今回の子はかなり大きな傷が開いています

↑周りの毛を毛刈りしてきれいにします

↑消毒をしてから、縫合して完了です。

 この子は2週間後に抜糸に来てもらい傷口もふさがり、体調も問題なく予後は良好です

予後

傷口がふさがり痛みもなくなれば予後は良好です。

しかし肛門腺破裂は繰り返し怒ることもあるので再発には注意が必要です

最後に

肛門腺破裂は強い痛みを伴います。見つけた際は診察されることをお勧めします。

普段の生活でお尻歩きをしたり舐めて気にする様子があれば肛門腺がたまっているかもしれないので

診察やトリミングの際に一緒にしてもらうとよいでしょう。

当院では肛門腺絞りのみも対応もしています。お気軽にご相談ください。