トイプードルのトリミング
プードルのトリミングで気にかけていること
ボディの長さ、お顔のイメージを考える際まず飼い主様の要望を聞き、トリミング頻度等を考慮してそれぞれに合う長さ、形を提案させていただいております。
またカットスタイルを変更される場合はどの部分が育毛必要で大体の完成予想期間等、伸びた場合この部分は毛玉になりやすい等の注意点もご案内させていただいてます。
もし、ヘアスタイルについての要望やお悩み等ございましたら、カウンセリング時にお気軽にご相談ください。
お顔を作るうえで左右対称な事とお口の大きさ等でイメージが変わるのでその子に似合う大きさを考えてカットをしています。
お口をふんわり大きめにしてあげるとガーリーな可愛い印象に仕上がったり、逆に小さくしてあげるとクールでスタイリッシュな印象に変わったりします。
またお口元は目にかかりやすい場所でもあるので涙が出やすい、目ヤニが多い等その子の目の状態によって作り分けたり等もしています。
写真の子はボディと四肢を短くしお顔は、フェイスサイドや目の下をすっきりと短くしているので衛生的にもお手入れもしやすくまたお口の丸みも強調されやすい為オススメのカットの1つです。
日常ケアでやっておくべきこと
プードルは犬種柄で毛玉ができやすいのでお家でのブラッシングのお手入れが欠かせません。
またお家でお手入れするメリットも沢山あります。
ブラッシングをしてあげる事によって皮膚のマッサージとなり血行促進の効果が得られ、皮膚の状態チェックも出来、病気の早期発見につながったり、飼い主様とワンちゃんのコミュニケーションとなり信頼関係を築く事にも繋がります。
また体を触られることに慣れていると診察やトリミングの際ワンちゃんのストレスも軽減されます。
もしこの部位を嫌がってやりにくいや力加減などご不明な点がありましたらお気軽にご相談ください。
ブラッシングの他にも口腔ケアも必要になります。
歯石が溜まることによって歯周病になり、酷くなると歯が痛くてご飯が食べにくくなる事があるため、可能なら日頃から歯磨きをしてあげることによって歯石を予防する事が出来ます。
歯ブラシの感触が苦手な子は濡らしたガーゼで拭ってあげるのもいいかもしれません。
また純粋にお口を触られる事に慣れていない子は怖がらないようおやつをあげながら前歯や奥歯にふれて慣れてもらうのも大事です。
プードルにはこんなトラブルがある
6月以降の気温が高くなる時期になるとプードルだけに限らずサマーカットが増えてきます。
サマーカットは実は以下のようなデメリットがあります。
夏の時期は紫外線が強く、地肌を守る役割だった髪の毛を地肌が出るまで短くカットされると直に地肌に当たるため暑さをより強く感じやすかったり、紫外線の影響をダイレクトに受けてしまう為外出の際はお洋服で紫外線対策をしてあげるのがオススメです。
また仔犬の時期から短く切りすぎると毛質が変わってしまう恐れがあります。
ダックスやチワワ等の犬種のように髪の毛が生えてこなくなる事はないのですが、髪の毛が硬くなったり、一部色が変わったり等があげられます。
サマーカットはお手入れがやりやすくなったり、皮膚に対して通気性が上がり皮膚トラブルの予防になったり、皮膚の異常を早期発見しやすい等大きなメリットがたくさんあるので、どの程度長さを残すか等の調節はカウンセリングの際に細かくお伺いするよう心がけています。
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