猫の耳血腫|犬猫の治療なら広島市konomi動物病院

猫の耳血腫|犬猫の治療なら広島市konomi動物病院

猫の耳血腫

原因

耳血腫は掻いたり、ぶつけたりで、耳に傷ができた際に発症することがあります。
耳の中に耳垢がたまっていたり、他の動物とのケンカがったりが引き金になりやすいです。
軟骨や血管の損傷により、耳が大きく膨らんだ状態になります。

症状

耳が大きく膨れ上がることにより、掻痒感や違和感がうまれます。
気になって掻いたり、頭を振るしぐさが多くみられます。

治療

耳血腫に関しては様々な治療法が報告されています。
単純に内容液を採取することが第一に選択されますが、再発率が高いことが問題になりやすいです。
次にステロイド剤やインターフェロンの注入が実施されることがあります。
費用対効果が期待できる部分がやや少ないので、当院ではあまり推奨はしていません。
再発を繰り返す場合は手術で整復を試みる必要があります。
切開し、耳介をたくさん縫う必要があり、地味ですが時間がかかる手術になります。
そして、忘れないように耳そうじや点耳処置により耳の中の環境を整えておく必要があります。

術後すぐは傷がえぐれたようになり、痛々しいですが、徐々に元通りになっていきます。
手術の影響で、多少、耳の形が変形したりすることがありますが、問題なく生活できるようになります。

術後の様子
大変多くの縫合処置を実施します。