犬と猫の痙攣発作・てんかん治療最前線!!
犬と猫のてんかん治療
てんかんについて
ある日突然、飼い犬が、飼い猫がひどい痙攣を起こしている。そんな状況をみて驚かない飼い主様はいらっしゃいません。誰でも気が動転してしまいます。そして、時に、てんかんによる発作は命にかかわってくることがあります。
一方で、てんかんを持つ犬と猫は増えてきているように感じます。大型犬より小型犬でてんかんが多いことや、若齢から高齢まで幅広く発症する可能性がある病気なので、そのような流れになってきているように思えます。
当院では、てんかんの治療について様々な知見を踏まえながら、その成果をあげています。
症状について
てんかんの症状の多くは
「数分でおさまるけいれん発作」になります。
そして
「いつ、どんな時に起こるかわからない」
これが2つ目のポイントになります。
とはいえ、緊張や興奮状態になったとき、疲れた時や驚いた時などに症状が出てくることが多いように思えます。
数分でおさまり、何事もなかったかのように落ち着いてくれれば良いのですが、それが複数回続いたり、全然おさまらない時にはかなり注意が必要となります。
治療について
てんかんの治療は基本的に内服薬になります。
重要なことは「治すではなく、抑える」ということです。
てんかんそのものは治る病気ではありません。うまく付き合っていくしかありません。
それは血液検査やレントゲン検査、はたまたMRI検査でも異常所見がほとんど見つからないことにも起因します。
異常所見がないので、どう根本治療すればよいのかわからないという感じですね。
でも、人もてんかんを持病としてもたれてる方が多数いらっしゃいますので、治療薬は非常に進化しています。
※治療薬といってもやはり「抑える」というイメージです。
当院では、豊富な治療薬を取り揃えて、様々なてんかん治療に対応できるように体制を整えております。
その中で、どうしても1種類の投薬ではダメな時や、長期にわたり、安定化させることができる症例など経験をしています。
重責発作について
てんかんの治療の中で避けて通れないのが重責発作です。
一言でいうなら「ひどい発作」というものです。
数分でおさまる発作が、数分ごとに起こるようなイメージでしょうか。
呼吸もままならないような不安定な状態となります。
当院では、数々の経験の中から、安定化させる最も良い方法を選択し、成果をあげるようにしています。
もちろん100%という訳にはいきませんが、かなり好成績となっています。
状態によっては入院管理が必要になるケースも多々あります。
当院では多数のスタッフが勤務していますので、動物たちの安全確認にできるだけ尽力することができます。
入院に関しては安心してお任せください。
メッセージ
当院ではてんかんの治療に自信をもって立ち向かうことができます。多くの知見と経験から見出したものを飼い主様にしっかりと提供してまいります。
また、発作はいつ起こるかわかりません。その中で時間外診察にもできるだけ対応している当院のサポートを受けていただくことは大変な安心にもつながることと思います。
初診の方はまずお気軽にお問い合わせくださいませ。