猫の乳腺腫瘍|犬猫の治療なら広島市konomi動物病院

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猫の乳腺腫瘍

猫の乳腺腫瘍

残念ながら猫の乳腺腫瘍の多くは悪性です。発見した時点でため息が出てしまいそうになります。それでも基本的な腫瘍に対する治療の考え方は変わりません。まずは外科的切除が可能か判断します。明らかな転移などがなければまずは摘出を実施します。ただ悪性であるがゆえ、傷の治りが悪かったり、再発のリスクは十分にあります。なので外科的切除を実施するかは飼い主様とよく話し合って検討するようにしています。早期発見早期治療であれば完治する可能性もゼロではありません。

視認にて浸潤している乳腺は全摘出します。
手術をするうえで、最初から乳腺の全摘出を実施するかどうかは腫瘍のサイズで判断しています。
基本的には全摘出をするべきですが、悪性故の傷の癒合の悪さがあるので、部分摘出を実施することもあります。
当該猫の体力の問題もあるかもしれません。

切除後の様子
切除がうまくできたとしても転移・再発のリスクはつきものです。
経過をしっかり観察し、定期健診をしていく必要があります。